こちらは…
プロになりたて、路上鑑定での一例です。
D様 20代後半 女性 「ある年の11月の運勢（月運）」を鑑定
青字：私 赤字：ご依頼者D様
中筮：卦『水山蹇』の『水地比』に之く（爻卦不明）
「D様。11月は試練の月です…。
第一にお身体、第二にご家族のコミュニケーションにお気をつけ下さい。」
占う前にご依頼者の持病を伺っていました。
これは筮前の審事といい、鑑定において非常に大切なことなのです。
「特に腰、胃腸など内臓器官の慢性的なもの。健康管理・ケアを十二分にすべきときです。
腰痛は、持病にもあたりますからね。」
「そうですか…腰痛は昔からの持病ですのでより一層注意します。」
「またご家族間のイザコザが多い月なので、ご家族の和を考え行動することが大事です。」
「最近、ケンカが多くて…。」
D様は苦笑い。
「お仕事も問題が山積みのご様子。
特に後回しとされている未完成なこと、早急に手をつけていきましょう！」
「未完成なことって…何かしら？」
「今は厳しい運勢です。これはそういう時期なので仕方ありません。
但し厳しいと分かった、後はどういうふうに厳しさを軽くするか、がポイントです。」
厳しい運勢を急に良くすることは出来ません。
−エリアにいる自分を±０へ近づけるのが、ベター＆善後策です。
「私が一番申し上げたいことは…
健康面は管理とケアを、家庭面はコミュニケーションを、
そして全てに大事なのは決断＆行動をスピーディにということです。
時期としては特に中旬、注意が必要です。試練の月とふまえ生活していきましょう！」
水山蹇は中途の難。それからも中旬が山場と判断。
「なるほど…管理とケア、コミュニケーション、スピーディに、中旬、ですね。参考にします。」
後日D様がお越しになられたのは4月。
厳しい月と分かっていながらもご無理をして、お身体を崩されたそうです。
中旬に胃と腸を悪くして検査の結果、入院。
幸いすぐに退院、今では普段どおりの状態です、と仰っていました。
また、家庭面は病気をきっかけにコミュニケーション不足が解消され、災い転じて福となり、
仕事面は突然その月に体制が変わって納期が早まり、忙しさが倍増したとのお話でした。
※この鑑定例はD様のご了承を得て掲載しています。
易元